プロ8年目の種子田香夏(たねだ・かな、27=QTnet)がホール別難易度1位の9番パー4で、この日唯一のバーディーを奪った。

395ヤードと距離がある上、アゲンストが吹いた。グリーン右に外すとがけ下に落ち、左サイドにはグラスバンカーがある。この日のピン位置は右7ヤード、手前30ヤードと右奥に切られていた。

種子田はドライバーを左ラフに入れたが、残り201ヤードから4番ウッドで花道を使い、ピン奥4メートルにつけ、チャンスを決めた。

「バーディー、1人だけ? 本当ですか! いや、あそこのバーディーはめっちゃデカいと思ったんですよ。ラフからのセカンドは“無理だな”と思ったけど、ライを見てみたら順目で球も浮いていて“これ、いけんじゃね?”と。そしたら、手前からコロコロうまく転がってくれて」。

3週前の国内メジャー・日本女子プロ選手権第1ラウンドで66をマーク。好調さは続いているようで、この日は3バーディー、1ボギーの70。価値ある一発が効いて、通算2オーバーの25位に浮上した。