国内男子ツアーのダンロップフェニックスが17日、宮崎・フェニックスCC(7042ヤード、パー71)で開幕する。95年ぶりの日本オープン・アマチュア優勝者でプロ転向3戦目の蝉川泰果(21=東北福祉大4年)は“5週連続出場”で16日はプロアマ戦に出場した。

「5週? もちろん初めて、初めてです。しかも4日間競技ばかりだし。疲れはもちろん来てます」

アマチュアでは「多分2週」(蝉川)が最長だった。それが10月下旬の日本オープン、学生大会の常陸宮杯、プロ転向初戦のマイナビABC選手権、前週の三井住友VISA太平洋と来ての今週。来週のカシオワールドはスキップするため、ひとまず5連戦で打ち止めとなるが、連日トレーナーに体のチェックを受けている状態だ。

それでも、弱音は吐かない。04、05年に憧れのタイガー・ウッズが優勝する一方、パドレイグ・ハリントンが06年に優勝後、07年に全英オープンで優勝するなど、今大会を機にのし上がった世界トッププレーヤーもいる。「この大会で勝って、次の年にはスターになる。そんなイメージが強いです。すごく気合が入ります」。体にむち打ち、意欲満々で“出世大会”に臨む。