ルーキーの荒川怜郁(れいか、21=中部学院大3年)が、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダーで4位に浮上した。スタートの1番パー4でバーディー発進すると前半3バーディー。後半も2バーディー、1ボギーと首位と4打差の4位まで順位を上げた。

沖縄出身で、小学時代は新垣比菜と一緒に練習したこともあるという。強風の悪コンディションにも「沖縄でゴルフをしていたので、風のイメージが出しやすかった」と笑った。11月のプロテストに合格したばかりで「この場所にいて、戦えていること自体がありがたい」という。

沖縄から岐阜の中部学院大スポーツ健康科学部で学び、ゴルフ部に所属する。同学部では、心理学や栄養学を学びゴルフに役立てている。大学の仲間からはげまされ、大会会場では沖縄の先輩、新垣から「プロテスト合格おめでとう」と声を掛けられたという。

戦いの半分を終えて、4位と好位置につけた。残り2日間、勢いを維持して来季ツアー前半戦の出場権をつかみとる。