6打差11から出た石川遼(31=CASIO)は、終盤13番以降の6ホールで4つ伸ばす猛チャージを見せたが、5位に終わった。

1イーグル、4バーディー、1ボギーのベストスコア65で回り、通算10アンダー、270。12アンダーで優勝した谷原秀人には2打及ばなかった。

前半で2つ伸ばしたが、11番パー4をボギーとした時点では12位に後退していた。それでも「12番からはベストなプレーができた」と反撃開始。ともにパー4の13、14番で連続バーディー。17番パー5では、13メートルの長いパットを決めてイーグルを奪った。それでも「ほんのちょっとグリーンを読めていなくて、決まってほしいミドルパットが…。12、15、16番も、いいラインから打っていた」と、明暗を分けたわずかな差に、悔しさをにじませた。

一方で今季最終戦でトップ5入りを果たし「すぐにし合いがあるわけではないのですが、次につながる、いいゴルフで最後は終われたと思う」と、充実感も漂わせていた。