国内男子ゴルフツアーの表彰式が5日、都内で行われ、今季賞金王の比嘉一貴(27=フリー)が、最優秀選手賞(MVP)を含む5冠に輝いた。

今季成績に応じて受賞した賞金ランキング賞、平均ストローク賞、パーキープ率賞に、この日発表されたゴルフ記者賞とMVPが加わった。歴代賞金王で最も身長が低い158センチ。表彰式で女性司会者から「私も158センチです」と、水を向けられると「女性が一番かわいらしく見える身長らしいですよ」と返し、会場の笑いを誘った。

この日、ツアー機構は今季の賞金ランキング上位3人に、22-23年シーズンの欧州DPワールドツアーのメンバー資格が与えられると発表。比嘉は6月に行われた同ツアーの1試合で、10位になっており「やれるな、という手応えは非常に感じた。大きい向こうの選手に悔しい思いをさせられるよう頑張りたい」と話した。来季は欧州での出場試合が増える見込みで「喜びと楽しみでいっぱい」と話す一方、突然の発表で主戦場をどちらにするかは「まだ決めかねている」とも明かした。