第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、ツアー本格参戦2年目の渋野日向子(24=サントリー)は猛チャージで決勝ラウンドに進出した。参戦後自己ベストの64をマークし、通算6アンダー、138で32位に浮上。笹生優花はアルバトロスを達成し、15位につけた。ツアー本格参戦初戦の勝みなみは65位で予選を突破。勝と同様、参戦初戦の西村優菜は77位で予選落ちした。モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、ジェニー・シン(韓国)、マディー・ゼリック(カナダ)が12アンダーで首位に並んだ。

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渋野は第1ラウンド(R)から10打少ない64の好スコアで、126位から32位に一気にジャンプアップした。「今日は攻めるしかないと思っていた。それが結果につながってすごく良かった」と声を弾ませた。

5番パー4でバーディー先行。後半に入ってさらにショットとパットがかみ合い、14番パー4からは3連続バーディー。最終18番パー5でも約1.5メートルを沈めてバーディー締め。後半は5バーディー、ノーボギーと5つ伸ばした。「今日はパットが助けてくれたかなと思う。全体的にショットも悪くなくて、チャンスにつく場面が多かったので、それを決め切れて良かった」と振り返った。

終始ドライバーが安定していた。この日、フェアウエーを外したのは1度だけ。「振った感触もまぁ悪くない感じで、特に不安なく振れていたかなと思う」。一方、スイング改造の完成度は「まだ全然なんで」と自己評価はまだ低い。「自分が思った球筋とかもまったく打ててないですし。まぁ、ごまかし、ごまかしっていうところはありますけど。何となくラッキーだった」とした。

ボギーなしの好スコアに「めちゃくちゃうれしいですね」と笑顔をみせた。要因を「昨日は外したところでボギーを取ってしまったりとか、パットは3メートル以内が全然決まる感じじゃなかった。今日はそこをしっかり決められた」と分析。決勝ラウンドに進出し、上位を狙う態勢は整った。「予選通過は大きい。明日があるってうれしい。やっぱ上目指していくしかないので、できる限り、頑張らないと」と慎重に意気込んだ。

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