武田紘汰(徳島・生光学園高1年)が4オーバー148で優勝。

2位のプレーオフを制した渋川煌(大阪学院高1年)とともに、IMGA世界ジュニア(7月11~14日、米カリフォルニア州サンディエゴ)の日本代表となった。

「雨だったので、無理をしないでパープレーで回れば」と思ってインからスタート。14番で2メートルのパーパットが入ってリズムがよくなり、18番で「右のバンカーから5番アイアンで完ぺきなショットだった」と1メートルにつけるバーディーで首位に立った。後半は2つのボギーをたたいたが、後続も伸びず「8番でボギーにした時に焦ったけど、9番のパーパットはドキドキしながら打って入ってホッとした」と、笑顔を見せた。

首位スタートの渋川は「全部うまくいかなくてモヤモヤした」と前半3ボギーで後退。折り返して1番でバーディーを取った時点で「武田君と並んだと知って、日本代表を意識しました」という。7番でダブルボギーをたたいたが「諦めずここからだ」と奮起。8番で4メートルのパーパットを沈めたのが効いて、武田に1打差でホールアウト。新井龍紀と日本代表権(2位まで)を争うプレーオフに突入し、1ホール目を共にバーディーで分けた後、同じく1番パー5での2ホール目で2オンに成功し、バーディーにして決着した。

ともに初めての世界舞台。ともに「優勝したい」と口をそろえ、武田は「飛距離の伸ばし方をあまり知らないんですけど、素振りをしてヘッドスピードを上げたい」と意欲を見せ、渋川は「飛距離が大事と思いますけど、アイアンの精度を上げていきたい。トーリーパインズは有名なんで楽しみです」と目を輝かせていた。

※4月以降の学校名、学年で表記しています。