19位で出た古江彩佳(22=富士通)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし通算19アンダー、269で、トップに1打及ばず3位となった。渋野日向子は69で回り通算16アンダーの7位、69の笹生優花は13アンダーの23位、勝みなみは3アンダーの74位。セリーヌ・ブティエ(フランス)が通算20アンダーで並んだジョージア・ホール(英国)とのプレーオフを制し今季初勝利、通算3勝目を挙げた。
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古江はボギーなしの7バーディーと猛追したが、わずか数十センチの差でプレーオフを逃した。パー5の18番、ピン手前20メートル強からのイーグルトライ。「一応狙った」という球はラインに乗ったが、カップ手前で止まった。
スタートは首位と4打差。「追い付こうという気持ちはそんなになかった」と淡々とバーディーを積み重ねた。2、3番はピン奥から2メートルをねじ込んだ。8番に続き10番で奪った4つ目のバーディーで通算16アンダーとし首位を捉えた。
最終組から2時間ほど前の組。「後ろ(の選手)はまだまだホールが残っている。できるだけ伸ばさないと」と、順位より一打に集中した。17、18番もバーディーで上がり首位に立ってラウンドを終了。クラブハウスで待機したが、後続のジョージア・ホールが20アンダーとしたところで勝利が消えた。
3月は米ツアーのHSBC女子世界選手権、日本ツアーの明治安田生命レディースと出場3戦連続で3位。米ツアー2勝目には届かなかったが、観客から大きな声援を受け「ここでプレーできてすごくうれしい」と笑顔で手を振ってクラブハウスを後にした。