2打差の4位で出た今平周吾(30=ダイヤ)が逆転勝ちで開幕戦勝利を挙げた。昨年5月のゴルフパートナー・プロアマ以来ツアー通算8勝目となった。

最終ラウンドは8バーディー、ボギーなしの63で回り、通算20アンダー、264で優勝。2位に18アンダーで星野陸也。3位に17アンダーで石川遼とハン・リー(米国)、5位に15アンダーで細野勇策、堀川未来夢、小木曽喬が続いた。

今平は前日に「ベストなスコアが出せるように頑張りたい。フェアウェイをしっかりキープしてバーディーチャンスにつけられれば」と話していた。その言葉通りもバーディーを量産。前半に2つスコアを伸ばし、後半には3連続を含む6バーディーをマーク。17番、18番と連続バーディーで締めると、右手でガッツポーズをつくった。

初優勝した2017年から6シーズン(コロナ禍で20-21年は統合)連続での優勝となった。

◆今平周吾(いまひら・しゅうご)1992年(平4)10月2日生まれ、埼玉県出身。埼玉栄高を中退し、米IMGアカデミーに留学。11年に帰国、19歳でプロ転向。18、19年と国内ツアー2年連続の賞金王。通算8勝。165センチ、66キロ。

 

○…首位で出た星野陸は2位と惜敗した。「通算20アンダーを目標にしていた」という中でその数字に2打届かず「案の定、優勝した今平さんは20アンダーだった」。前半に3つのバーディーを挙げて単独トップに立ったが、後半スコアを伸ばせず逆転を許した。「ミドルパットや大事なパットを決められなかった」ことで流れをつかみ損ねたと分析。「惜しかったなあ、という感じ」と残念がった。

▽細野(前日失速も、この日はスコア4つ伸ばして5位)「今まで経験したことのないうれしさや、つらさがあった4日間だった。これで満足せず、もっと上位を狙えれば」