2週連続Vを狙う山下美夢有(21=加賀電子)が2位で出て、6バーディー、ノーボギーの66をマークし、通算17アンダー、199で単独首位に浮上した。佐久間朱莉が1打差の2位。単独首位で出た岩井千怜は4打差3位につけている。
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逆転でツアー初Vを目指す佐久間は5バーディー、ノーボギーの67と伸ばして回り、通算16アンダーだった。「前半はすごくいい流れに乗って、トントンとバーディーが取れた。後半始めはあまりパットが決まらず、苦しい展開でした。13番のパーが大きかった」。13番パー4で約3メートルのパーパットをねじこみ、思わずガッツポーズ。「あのパットは山下さんが結構伸ばしていたので、突き放されないようにしっかり入れるぞと思って打ちました」と明かした。
同組の山下もスコアを伸ばす中、食らいついていった。「2打差に離された時にこれ以上離されないように、なるべく縮められるようにと思ってプレーしました」と振り返った。地元・埼玉県川越市と同じで、会場近辺もうなぎが名物。前夜はうなぎを食べた。「川越は負けていないと思います」と笑顔を見せた。
最終ラウンドはこの日同様、山下、同じ埼玉県出身で同学年同期の岩井千の3人で回る。岩井については「ジュニア時代に結構同じコースで練習していました」と話した。首位の山下と1打差。ツアー初Vに向けて「たくさん食べて寝て疲れを取りたい。勝てるように頑張りたいです」と意気込んだ。