1打差2位で出た佐久間朱莉(20=大東建託)は2バーディー、3ボギーの73と落として回り、通算15アンダー、273で、6打差3位だった。「何かうれしくないです。悔しい気持ちしかない」と肩を落とした。

「ちゃんとした優勝争いは初めて。あんまり緊張してるという感じはなかったんですけど、すごい楽しいなと思いながらラウンドできた」と振り返った。

同じ最終組で回り、逃げ切りVの山下について「本当に隙がないゴルフだった」と明かした。「ボギーを打つ要素がまったくなくて、全部バーディーチャンスで、そういうところが本当にすごい。6番でバンカーに入れるピンチがあったけど、それもちゃんとしのいでいた。そういう1打1打の積み重ねなんだなと勉強になりました」と話した。

ツアー初Vはお預けになったが「やっぱり100ヤード以内の精度だったり、決めたいパットが最終日こそもっと入れないといけないとすごい思った。もっと重点的に練習して、また優勝争いできるように頑張りたい」と前を向いた。

昨季の年間女王の山下美夢有(21=加賀電子)が、自身初となる2週連続Vを逃げ切りで達成した。単独首位で出て5バーディー、1ボギーの68で回り、通算21アンダー、267で、今季3勝目、ツアー通算9勝目を挙げた。

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