岩井明愛(20=Honda)が通算10アンダーで1位となり、上位5位までが手にする本大会出場権を獲得した。

すでに出場を決めている双子の妹千怜とともに、メジャーの大舞台に挑む。

雨の中で36ホールを終えた後、明愛は「良かった。千怜と2人で出られる。うれしい」と実感を込めた。午前の第1ラウンド(R)は西コースで68、午後の第2Rは東コースで66で回った。

7月3日時点の世界ランキングで75位以内なら出場可能な中で、22日付の同ランキング73位。現時点では圏内にいるとはいえ、「ぎりぎりまで分からない。(自力で)決めておいた方が安心」と、この予選会に臨んだ。

1日で36ホールを回るのは「初めて」という中で、「自分のゴルフに集中した」。インスタートの第2Rでは前半4バーディーも、18番パー5でダブルボギー。「仕方がない。残りのホールでバーディーを取れる」。気持ちをしっかり切り替え、後半も4バーディーを挙げた。

全米女子オープンは7月6~9日、米カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスで開催される。開幕前日の5日に、岩井姉妹は21歳となる。明愛は「祝ってもらえるといいな」とにっこり。初めて臨むメジャーの目標について「上位でフィニッシュしたいが、まずは予選通過を目指したい」と話した。