女子ゴルフの国内ツアー、宮里藍サントリー・レディース開幕を翌日に控え、ホステスプロとして臨む渋野日向子(24=サントリー)が7日、プロアマ戦に出場。所属プロとして恩返しを誓った。

プロアマ戦では元巨人でザ・プレミアム・モルツ球団の高橋由伸氏(48)らと同組でラウンド。「ジャイアンツの頃から見てた。めちゃめちゃ飛んでた」と飛距離にビックリ。ラウンド中はおしゃべりも楽しんだそうで「クラブの話とかをして、本当にゴルフ好きなんだなと思った」と明かした。

国内初戦となったブリヂストン・レディースは予選落ちに終わった。今大会はそれ以来の試合となる。

左手親指付け根のケガも気になるところだが、試合間隔の開いた間に「治療は行きました。いろいろやってもらって改善しつつある。ケガって一瞬では治らないので、そこは長い目で見て。ざっと言うと腱鞘(けんしょう)炎みたいな感じです」。

6日の練習ではドライバーを振り切っており「先週くらいから振れてます」。ドローボールも打てるようになっており、「ショットの精度は全然ですけど、そこは大きい」と希望も見えている。

オープンウイークには大好きなソフトボールも観戦。「2日間で6試合見ました。それぞれのチームに良さがあって、全力で楽しんでる姿が見れて刺激にもなったし、やっぱりソフトボールが大好き。やりたいなという思いが強かった」。ブリヂストン・レディースの際に応援に駆けつけた元ソフトボール東京五輪金メダリストの山田恵里さんからバックネット裏で解説を受け、リフレッシュした。

予選ラウンドでは昨年覇者の山下美夢有、アマチュアの馬場咲希と回る。「ホステスだからいい組に入れてもらった」と笑いながら、「2人とも私にないものを持ってるので吸収したい。山下さんは全てにおいてレベルが高い選手。馬場さんは飛距離は強みですけど、それ以外のショットのレベルの高さがあるから全米女子アマに勝ってる。タイプは違うけど、攻めが強いゴルフをするイメージ。めちゃくちゃ楽しみ。これ以上ないですね」。

20年からサントリー所属となったが、米国ツアー出場のため、ホステスとして出場するのは初めて。「温かく送ってくれたので、今回出られてうれしい。プレッシャーは感じていないが、明日からじわじわくるのかな」と話しつつ、「まずは4日間戦えるよう頑張りたい。楽しめたら」と意気込んだ。