首位と4打差の通算12アンダー8位から出た米沢蓮(24=ティ・エム・プラテック)が5バーディーノーボギーの67。通算17アンダー271とし、優勝した大槻智春に食い下がったが、3打差の2位に終わった。
米沢は「悔しいっすね。昨日が伸び悩んで、それで優勝まで届かなかった」と「72」と伸ばせなかった前日のプレーを挙げながら、「でも、最終組でスイスイプレーはできない。自分が強くなるための成長過程かな」と前向きに振り返った。
連日強風が吹き付けるコンディションだったが、ボギーは第3日の3番と13番の2つだけだった。「3日間はノーボギー。自分の底力は発揮できた」と満足感も漂わせた。
ネガティブな印象があったというドライバーを封印するコースマネジメントにも「ドライバーを使わなくてもこのスコア。自信にもなった。またチャンスは来ると思う」と収穫を得た。今回の2位で賞金ランキング29位に浮上。シード獲得に向け前進した。「勝てなかったけど内容は優勝と近いものがあった。何が足りないのか考えなおして、来週以降頑張りたい」と先を見据えた。