賞金ランキング2位の金谷拓実(25=Yogibo)が“ほめ殺し”からの“後輩超え”で今季3勝目を目指す。4バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダー131で、トップと2打差の2位。賞金王を確定させている中島啓太は5バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーで首位をキープした。4打差7位から出た同ランキング3番手につける蝉川泰果は、64で金谷と並ぶ2位に浮上した。

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中島が2日目で初ボギーを喫した10番パー4で、金谷が魅せた。フェアウエーからの残り160ヤードの第2打を7番アイアンで振り抜き、ピンにピタリ。OKパットの距離を沈めてバーディーを奪った。パーオン率は初日に続き1位と安定感抜群。逆転優勝が狙える2位を維持し「自分らしいプレーが続けられたと思う」とうなずいた。

2歳下の中島とはアマチュア時代からしのぎを削り、ナショナルチームでともに日の丸を背負った間柄。プロに舞台を移し、今季はバチバチの賞金王争いを繰り広げたが、前週にトップの座は奪われた。その力を認めるからこそ、第1ラウンド後には後輩のプレーを「完璧なゴルフ」と称賛。そしてこの日も「彼のプレーは素晴らしい」と“ほめ殺し”たが、白旗を掲げたわけではない。

今大会も「良い締めくくりをしたい」と狙うは優勝。年間王者を逃し「張り詰めていたものがなくなってしまった」と吐露していたが、そんな気持ちも「(中島に)付いていこうと必死」と変化。モチベーションを、ライバルとの2日連続の同組ラウンドが自然と引き上げてくれた。

今大会は20年に5位、21年に3位と相性も良い。今季も残すは2ラウンド。「最終戦だから気合も入り、最後ひと踏ん張りできる」。中島超えを果たしての今季3勝目で、有終の美を飾る。【村山玄】

○…1打差首位スタートの中島は、2位と2打差に広げて折り返した。前半だけで4バーディーを奪い「良いリズムだった」と手応え。第3ラウンドも、先輩の金谷と最終組で3日続けて回る。「明日も一緒に回れるのが楽しみ」と笑顔を見せ、「あと2日で終わってしまうのは寂しい。最後まで良い戦いをしたい」と意気込んだ。

 

〓(虫ヘンに単の旧字体)川泰果(4打差7位から出て2位に浮上)「特にパッティングが良かった。集中力を切らさずにやった結果、バーディーが続いた」