2打差首位で出た中島啓太(23=フリー)は3バーディー、1ボギーの68で回り、通算13アンダーの197で蝉川泰果と並び首位をキープした。

同組の蝉川が大きく伸ばしたなかで、自身のプレーに集中。リズムを乱すことなく戦い抜いた。「粘り強くバーディーを先行できた。自分としてはいいゴルフ」と自己評価した。

8番パー3でこの日最初のバーディー。11番パー4で1つ落としたが、直後の12番でロングパットを沈めて取り返した。さらに17番パー5でも伸ばすと、18番パー3ではきっちりパーセーブでフィニッシュした。

18番の難度が相当高いだけに、直前の17番がカギになると分析している。だからこそ、「今日の17番は本当に価値あるバーディー」。途中から蝉川を追う展開となっていた。17番でスコアを伸ばしたことで、余裕を持って最終ホールを迎えられた。コース最大の難関で蝉川がダブルボギーをたたいただけに、中島のパーセーブは大きかった。初日からの首位を維持する形となり、大会9人目の完全優勝に王手を掛けた。

最終日は石川遼、蝉川と回る最終組を回る。最終日最終組はこれで今季9度目で、99年以降の記録では単独最多。すでに賞金王の座を確定させている新王者は、「明日も自分のリズムを崩さないようにプレーしたい」。勝てば史上5人目の年間2億円超えとなる。今季国内最後の一戦を勝利で締めくくる。