2打差2位から出た蝉川泰果(22=フリー)が、2イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの66で回り、通算13アンダー197で首位に浮上した。

9つのバーディーを奪った勢いのまま、第3ラウンドに入った。1番パーでいきなりのイーグル。第2打残り94ヤードを50度のウエッジで打ち、ピン奥2メートルに落ちたバックスピンの効いた打球が、そのままカップに吸い込まれた。驚きの表情を見せ、同組で回った中島啓太、金谷拓実とハイタッチで喜んだ。

今大会の名物ホールと言ってもいい、18番パー3は後悔が残るダブルボギーで、「18番以外は…」と唇をかんだ。今週たった1人しかバーディーを取れていない傾斜のきつい難ホール。「ピンに対して余り警戒していなかった」と下り10メートルの距離を残してしまう。難しいラインを読み切れず、ドツボにはまり最終的に4パット。17番パー5で、この日2度目のイーグルを奪い、2位の中島と2打差を付けていただけに、「もったいなかった」と並ばれ、悔やんだ。

それでも首位にいることは変わりない。最終日最終組をトップで迎えるのはツアー通算4度目。そのうち3度は逃げ切り優勝を果たしている。それでも謙虚な姿勢を貫く。「自分自身のゴルフをして、勝てなくても相手の方がうまかったというだけ。自分が目標としているゴルフを出せるように頑張りたい」。相手ではなく自分を見つめて、4月の関西オープン以来のツアー4勝目をつかむ。