もう、名前と同じ「にい(2位)」はいらない。3位に浮上した仁井優花(21=エレコム)が、逆転によるツアー初優勝に挑む。

4位から出て5バーディー、1ボギーの68と4つ伸ばし、通算9アンダー、207。首位との差をスタート時点の6打から、4打に縮めた。最高成績は、プレーオフで敗れた昨年樋口久子・三菱電機レディースの2位。後半に上位が崩れ、逆転圏内で最終日に臨む幸運を生かすつもりだ。3位から出た岩井千怜が7つ伸ばし、通算5勝目に王手をかけた。

全選手の中でこの日最高のパーオン率83・33%が、ショットの正確さを物語っていた。1つ伸ばして折り返した後半、仁井が躍動した。10番パー4の第2打、11番パー5の第3打を、立て続けに1メートルにつけて連続バーディーを奪った。14番でも伸ばし、全体3番目の68でフィニッシュ。首位と4打差の3位で、初の最終日最終組で臨むことが決まった。「上がもっと伸ばすかと思ったけど、4打差なら、まだ可能性がある。優勝目指して頑張ります」。ほしいのは名前と同じ「にい」ではない。1位だ。

一時は首位に6打差をつけられたが、自身とは逆に後半に上位が乱れて逆転圏内となった。伸びしろもある。3ホールしかパーオンを外さなかったが「ティーショットがラフに3回入った」と、フェアウエーキープ率を上げられれば、ビッグスコアの予感も十分だ。

レギュラーツアー実質1年目だった、昨年大会は9位と健闘した。ただ「自分に良いイメージを持ちすぎて、それがプレッシャーになっていた」と、気負って硬くなり、最終日後半に伸ばせなかった悔いがある。一方で昨年初出場し、コース外でもゆとりができた。「沖縄が好きで楽しくやれている。食べ物も。好きなのはテビチ(豚足)」。自然体で最高成績「にい」から卒業する。【高田文太】

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