プロゴルファー石川遼(17=パナソニック)が6日、世界デビュー戦となる欧州VSアジア対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィー」(9日開幕)出場に向け、成田空港から出発した。夢の世界進出への第一歩となるだけに「すごくワクワクしてる状態。ただ勝負なので、絶対に勝つ気持ちでいく」と表情を引き締めた。

 アジア選抜メンバーは8人で日本人では石川、谷原秀人(30)谷口徹(40)が出場。主将は尾崎直道(53)が務める。2人で1つのボールを交互に打つフォアサムと、2人のうち良い方のスコアで競うフォアボールで対戦する形式。石川は「直道さんの考えを理解し、チーム一丸で戦う」とチームワークの大切さを強調した。

 個人ではなく団体の戦いだけに、昨年の北京五輪で銅メダルに輝いた陸上の男子400メートルリレーの日本代表を目標に掲げた。「タイムでは負けてもバトンタッチでロスしなかったリレーの日本代表を見習いたい」とチームメートとの好連係で優勝を狙う。