不倫スキャンダルに揺れる男子プロゴルフのタイガー・ウッズ(33=米国)が11日、自身のホームページでツアー大会出場を無期限で自粛すると表明した。

 ウッズは声明の中で不倫を事実上認め「より良い夫、父親、そして人間になろうと力を注ぐ必要がある」と結婚生活を守ることを最優先とする考えを明かした。ウッズは11月27日未明に米フロリダ州の自宅付近で交通事故を起こしたことをきっかけに、複数の愛人との不倫が報じられていた。

 自粛表明を受け、米ツアーは「家庭のことに力を注ぐという彼の決断を全面的に支援する。プライバシーを尊重し、ツアー復帰を心待ちにしている」との声明を発表した。AP通信はウッズと契約を結ぶスポーツメーカー大手のナイキや通信大手のAT&Tは今後も支援を続けると報じたが、金融情報を手がける米ブルームバーグ(電子版)によれば、ウッズと大型契約を結ぶコンサルティング大手のアクセンチュアが自社のホームページからウッズ選手の画像を削除するなど、波紋は広がっている。