男子プロゴルフの黎明(れいめい)期を支えたプロゴルファー林由郎氏が2日午前8時20分、老衰のため茨城県内の施設で死去した。89歳だった。戦前に16歳でプロとなり、日本オープン2勝、日本プロ4勝など12勝を挙げるなど宮本留吉、中村寅吉らとともに戦後の興隆期のゴルフ界をけん引。また、青木功、尾崎3兄弟(将司、健夫、直道)や、福嶋晃子らトッププロを育て、ゴルフ界に貢献した。83年に日本プロスポーツ功労賞、94年にスポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受けている。