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遼クン32位も25mパット/男子ゴルフ

<男子ゴルフ:ダンロップフェニックス>◇最終日◇18日◇宮崎・フェニックスCC(6919ヤード、パー70)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 石川遼(16=杉並学院1年)が、通算4オーバーの32位に終わった。8番の第1打がロストボールとなり、ダブルボギーをたたくなどスコアを崩したが、14番ではツアー自己最長の25メートルのバーディーパットを沈め、意地を見せた。体力面と精神面に課題を残したが、2週連続予選突破の目標はクリア。来週29日開幕の今季最終戦、日本シリーズJT杯(東京よみうりCC)での奮起を誓った。イアン・ポールター(31=英国)が、通算11アンダーで日本初優勝を果たした。

 苦しみ抜いた遼クンが、両手を突き上げて喜んだ。25メートルもあった14番のバーディーパット。真っすぐ転がった最後に、左に曲がってカップに消えた。「ロングパットが入るなんて、自分のゴルフではないこと。(チップインバーディーで優勝した)マンシングの17番と同じ感じでした」。今回は遅すぎた劇的シーンを苦笑いで振り返った。

 試練の1日だった。パープレーで迎えた8番ミドル。第1打はギャラリーの真上で松の木に当たった音はしたが、ボールは落ちてこなかった。気落ちして3Wで打ち直した第3打も右の林でダブルボギー。「あそこでロストボールなんて…。どんな状況でもパーは取れるはずなのに」と悔しがった。疲れてもいた。シーズン終盤の大舞台での2週連続の4ラウンドは、16歳には厳しかった。ショットは微妙にぶれ、飛距離も落ちた。「体力不足です。どうすることもできなかった」とうなだれた。

 このままでは終われない。この日は父勝美氏の51歳の誕生日。親子で追求する「最高のスイング」を贈るつもりだった。「今日のスイングをプレゼントしても、受け取ってもらえませんね」としょんぼり。それでも表彰式後、あこがれのポールターに「次はオレに掛かってこいよ!」と挑発? されると「今は、すぐに練習したい気分です」と元気も復活。来週の日本シリーズ開幕までには、万全の状態で臨める手応えはつかんだ。貴重な経験を糧に、遼クンが激動の1年の総決算に挑む。【大石健司】

[2007年11月19日7時44分 紙面から]

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