- スポーツメニュー
-
- ゴルフメニュー
-
遼クンが片山に圧倒された/男子ゴルフ

- 15番ホール、ボギーをたたきがっくり肩を落とす石川遼
<男子ゴルフ:日本シリーズJT杯>◇2日目◇30日◇東京・東京よみうりCC(7016ヤード、パー70)◇賞金総額1億円(優勝3000万円)
石川遼(16=杉並学院1年)が、第一人者・片山晋呉(34)の貫録に圧倒された。ツアー初の最終組スタートの重圧に加え、4年連続賞金王獲得を目指す片山の安定感抜群のゴルフに「次元が違う」と過度に緊張。1バーディー、5ボギーの74で通算3オーバーとスコアを崩し、初日3位から21位に後退した。片山は66で通算8アンダーまでスコアを伸ばし、2位に5打差をつけた。
3年連続賞金王の底力に、石川は人生最大級のショックを受けた。「こんなに差が付くものなのか…。すきがない。次元が違った。プロに少しは近づけたと、今まで勘違いしていました」。1日で8打差をつけられた。技術、精神力、経験…。すべてに脱帽した。
5月のツアー優勝時でさえ経験できなかった最終組。目の前に日本の第一人者の片山がいた。重圧と威圧感にガチガチになった。いきなり1番で第2打をグリーン下のラフに落としてボギー。「今までこんなに緊張したことはなかった。こんなところで自分がプレーをしていいのかと…」。自分を制御できなくなった。
自慢のドライバーショットで20ヤード先のフェアウエーに飛ばしても、2打目以降の精度で圧倒された。8番で10ヤード、17番では30ヤードをチップインさせた片山の技術にただ驚いた。前半は会話もなかった。動揺を抑えて構えに入ると、腕組みしながら自分を凝視する片山の姿が視界に入った。「最後まで自分の世界に入れなかった。昨日は、鼻歌を歌いながらプレーできたのに」。「お客さん」扱いではない、勝負に徹するプロの厳しい世界を肌で感じた。
15番でこの日5つ目のボギーをたたいた。自信喪失で臨んだ17番。フェアウエーで突然、片山に手招きされた。「君は20歳でマスターズに出たいんだって? だったらそれまでに何をすべきかを良く考えて努力すること。君ならきっと行けるよ」。この日初めて掛けられた言葉。「涙が出るほどうれしかった」。
夢だった片山との最終組初体験は、ほろ苦い結果に終わった。だが、悩んだり、落ち込んだりはしていない。「選ばれた選手の中に自分はいる。明日からもいいスイングをすれば、必ず順位は上がる」。片山の言葉を胸に刻み、石川は再び立ち上がる。【大石健司】
[2007年12月1日9時12分 紙面から]
【PR】
最新ニュース
- 片山、痛恨のトリプルボギー/男子ゴルフ [1日20:13](写真あり)
- 遼クンは23位で最終日へ/男子ゴルフ [1日16:20]
- 丸山大は65位へ後退/米男子ゴルフ [1日14:46]
- 遼クン前半終え23位に後退/男子ゴルフ [1日11:23]
- 遼パパ異変見抜く「肩に力」/男子ゴルフ [1日08:16]
- 平塚が大会初アルバトロス/男子ゴルフ [1日08:15]
- 諸見里「兄の分まで」10月に死去 [1日08:40]
