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笑顔戻った藍2位発進/米女子ゴルフ

ラウンドを終え、笑顔で記者会見する宮里藍(共同)
ラウンドを終え、笑顔で記者会見する宮里藍(共同)

<米女子ゴルフ:HSBC女子選手権>◇初日◇28日◇シンガポール、タナ・メラCC(6388ヤード、パー72)

 【シンガポール=佐藤智徳】宮里藍(22=サントリー)が復活の足掛かりをつかんだ。6バーディー、1ボギーの67で5アンダーとし、昨季まで2年連続賞金女王の首位オチョア(メキシコ)に1打差2位につけた。ハワイでの開幕2連戦予選落ちからフォームを矯正、持ち前の集中力も発揮した。2日目はオチョア、クリーマー(米国)と最終組で回り、米女子ツアートップ選手との戦いで、不振脱出を狙う。上田桃子(21)はトリプルボギーをたたくなど、2オーバーの47位と出遅れた。

 先週までの宮里とは「別人」だ。米ツアーでは昨年7月のHSBC世界女子マッチプレーで決勝に残って以来の公式会見に呼ばれ「リズムが出て集中できた」と白い歯を見せて笑った。首位オチョアに1打差2位の好発進。復調のきざしが見えて「昨年より感触もいいし、明日どうなるか分からないが、なるべく早く自分に戻りたい」と手応えを語った。

 ハワイの開幕2連戦、SBS、フィールズオープンでは、ともに予選落ち。昨年後半から続くスランプの出口は見えていないように思われた。しかし本人は「ショットの調子も悪くなかったし、パッティングとのかみ合わせが良ければ」と周囲が心配するほど、落ち込んでいなかったという。フィールズオープンを訪れたコーチ役の父優氏にも独自の調整を申し込み、シンガポールに乗り込んだ。

 ハワイ以上の日差し、湿度の過酷な条件の中、前半アウトの3番ショートで13メートルのバーディーパットを入れて勢いづいた。10番ミドルで唯一のボギーをたたくが、後半4バーディーを奪取して、首位戦線に躍り出た。長いパットを入れて波に乗り、後半は面白いようにショットがピンに絡んだ。右に向く傾向にあったショットのアドレス、開き気味だったパットの肩の位置を修正。その成果が表れ、米ツアー本格参戦1年目で好成績を連発した06年のような集中力がよみがえった。

 今大会は予選落ちなしの4日間大会。宮里もこのまま優勝争いに持ち込まなければ、完全復活は宣言できない。2日目の最終組は2年連続賞金女王のオチョア、フィールズオープンを制した人気のクリーマー。2人に競り勝てば、さらに復調を確信できる。この大会は昨年2位になったマッチプレーと同じHSBCの冠大会。試合形式、開催場所は変わったが、再浮上のきっかけにする。

[2008年2月29日9時28分 紙面から]

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