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桃子意地見せた30位浮上/米女子ゴルフ

6番、ギャラリーの声援に応える上田桃子(共同)
6番、ギャラリーの声援に応える上田桃子(共同)

<米女子ゴルフ:HSBC女子選手権>◇3日目◇1日◇シンガポール・タナ・メラCC(6547ヤード、パー72)◇賞金総額200万ドル(約2億1000万円)優勝賞金30万ドル(3150万円)

【シンガポール=佐藤智徳】上田桃子(21=ソニー)が「凱旋(がいせん)帰国」を前に、意地を見せる。46位から2バーディー、2ボギーの72、通算3オーバーで30位につけた。本格参戦の米ツアー3戦目で疲労による軽い腰痛に見舞われたが、最終日は宮里藍(22)と同組で、次週の国内開幕戦ダイキン・オーキッドに向けて奮起する。オチョア(メキシコ)が通算16アンダーで首位を独走。宮里は77と崩れて通算2オーバーの23位、古閑美保(25)飯島茜(24)は6オーバーで47位だった。

 上田がしっかり最終日につなげた。イン10番スタートで最終ホールとなった9番ロング。残り209ヤードの第2打をピン奥14メートルに乗せて、バーディーを奪った。前半の2ボギーをアウトで取り戻して72。開幕戦SBSオープンの優勝争い(5位)で始まった米ツアー3週連戦も、残り1日。この日は飯島と同組だったが、最後は同ツアーの先輩・宮里と同組になり「スコアを赤い色(アンダーパー)にしたい」と強気にバーディーラッシュを誓った。

 雨が降り続いた前半、ショットが曲がった。連戦、ハワイから成田空港経由でシンガポールに強行移動したこともあり「疲れから腰がちょっと痛い」と訴えていた。連夜、日本食レストランで食事する以外、ホテルで体のケアに努めたが、昨季国内最多33試合出場(優勝5回)の21歳もさすがにお疲れモード。その影響もあって初日から浮上できず、距離に合わせてパットのアドレス幅を変えるなど、試行錯誤が続いた。

 来週は帰国して、国内開幕戦に「凱旋(がいせん)」となる。その前に宮里との競演で、少しでも見せ場をつくりたい。今回、米ツアーで戦う厳しさも実感した。「飛んで止まる球が打てる人が上位にいる。私は今回、止まらなかった」。課題も持ち帰り、江連コーチと改善する。米ツアーの「日本の顔」としてやるべきことは幾つもある。

[2008年3月2日9時56分 紙面から]

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