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世界王者ガトリンらと激突 5・19セイコーGGP

日本人初優勝を狙う山県亮太(左)
日本人初優勝を狙う山県亮太(左)

国内外のトップアスリートが激突するIAAF(国際陸上競技連盟)ワールドチャレンジ第3戦「セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)大阪」が5月19日、ヤンマースタジアム長居で開催される。まず注目は男子100メートル。山県亮太(26=セイコー)は日本人初優勝を狙う。海外からは17年世界選手権王者のジャスティン・ガトリン(37=米国)が参戦。大会3連覇の最速王者を倒し、6月の日本選手権、その先にある世界選手権(9月開幕・ドーハ)への弾みとする。

山県日本人初V宣言だ

山県は力強く言った。「国内外からライバルが来る。国内のライバルはもちろん、ガトリン選手にも勝ちたい。日本人選手はまだ優勝していない。それができればいい」。11年から始まった大会。過去に日本人の優勝はない。過去3年はガトリンに3連覇を許している。慶大を卒業後、自身が身を置く会社「セイコー」の冠が付く特別な大会でもある。男子100メートルでは日本人初のチャンピオンとして、名を残したい。

成長を知る貴重な舞台にもなる。16年大会は10秒21(向かい風0・4メートル)の2位でガトリンとは0秒19差。17年はケガで欠場したが、昨年は10秒13(向かい風0・7メートル)の2位。ガトリンとの差は0秒07だった。世界王者とのレースは、自分と世界の立ち位置を示す物差しにもなる。

オフは米フロリダ州のIMGアカデミーで初めて合宿を積んだ。地力を上げるため、「世界基準」の体作りに重点を置いた。ウエートの数字も上がり、部分的に絞って鍛えた。体重も昨季から1キロ増の74キロ。「冬の成果」を実感する。その強くなった体を連動させ、タイムにつなげたい。「今までよりも走る練習の質、量ともに上げて、取り組んでいるところ。やっぱり試合に出て結果を出して、成長を実感していかないと」と口にする。

昨季に掲げた「9秒8」のタイムの目標は、今年も変わらない。世界選手権では準決勝で9秒台を出し、決勝進出も目指す。志しを高く設定し、常に危機感と隣り合わせにいる。「9秒台を目指し、9秒台に入るよりも、9秒8を目指し練習をした方がいい。自分なりに常に危機感をもってやらないと」。会場は過去に10秒00と10秒01を出したヤンマースタジアム長居。その先の目標へ、最初の殻を打ち破る舞台とする。

日本人唯一9秒台の自己記録を持つ桐生

日本人唯一9秒台の自己記録の桐生祥秀
日本人唯一9秒台の自己記録の桐生祥秀

桐生祥秀(23=日本生命)は今季初戦で10秒08を出し、世界選手権の参加標準記録を突破した。スロー調整で低調に終わった昨季の反省を生かし、今季は春先から好記録を追い求める。昨季より体脂肪も減り、体は引き締まる。日本人唯一の9秒台の自己記録を持つ男は「もう一ブームを起こせる走りをしたい」と闘志を秘める。そのためには世界の舞台で活躍することもテーマ。世界王者ガトリンを打ち負かしたい。

ケンブリッジ改良スタートに手応え

好調を保つケンブリッジ飛鳥
好調を保つケンブリッジ飛鳥

3年連続出場のケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)は好調を保っている。オーストラリアでの今季初戦は10秒35だったが、それはスターティングブロックがずれるアクシデントに見舞われたため。改良したスタートも手応えをつかんでおり、まずは世界選手権の参加標準記録(10秒10)の突破を目指す。今春からは母校・日大の大学院に進学。通信制の総合社会情報研究科で人間科学を専攻し、競技にも生かしている。

多田「2年前を超えるシーズンに」

好スタートが持ち味の多田修平
好スタートが持ち味の多田修平

多田修平(22=住友電工)は「2年前を超えるシーズンにしたい」と意気込む。「2年前」のセイコーGGPでは10秒35の3位も、持ち味の好スタートを決め、ガトリンから驚かれた。飛躍の契機をつかみ、その3週間後には追い風参考ながら9秒94を出し、世界選手権は準決勝まで進んだ。今春に関学大を卒業し、住友電工に入社した。昨季は最高が10秒22と苦しんだが、生まれ育った大阪の地で快走したい。

アジア大会200メートル王者小池が100メートル参戦

アジア大会200メートル王者の小池祐貴
アジア大会200メートル王者の小池祐貴

昨夏のジャカルタ・アジア大会200メートル王者の小池祐貴(23=住友電工)は100メートルに参戦する。米カリフォルニア州での今季初戦は10秒09(追い風3・0メートル)と10秒07(追い風2・8メートル)。ともに追い風参考ながら、好タイムを並べた。今秋の世界選手権、20年東京五輪では男子400メートルリレーのメンバー入りも目指す23歳。国内外から精鋭が集うセイコーGGPで結果を残せば、絶好のアピール材料となる。

世界選手権代表のカギを握るAランク大会

セイコーGGPは世界選手権の代表に入る上でもカギを握る。2月から国際陸連は記録と順位を得点化するランキング制度を導入。大会は10段階に分けられ、格付けが高いほど、順位に与えられる得点も多くなる。セイコーGGPは国内で開催されるトラック、フィールド種目の大会では最高のAランクに格付けされる。日本選手権、織田記念国際はBランクだ。

日本陸連が発表したトラック、フィールド種目の世界選手権の代表選考要項では、参加標準記録を満たし、まず日本選手権を制した選手が内定。以降は参加標準記録を満たした上で、9月16日時点でのランキング上位順となる。代表入りにはポイントを稼ぐことは極めて大切。例年以上に重要な位置付けの大会になる。

【大会概要】

『セイコーゴールデングランプリ陸上2019大阪の大会ロゴ』
『セイコーゴールデングランプリ陸上2019大阪の大会ロゴ』
◆大会名称
IAAF(国際陸連)ワールドチャレンジ第3戦
「セイコーゴールデングランプリ陸上2019大阪」
◆日時
5月19日(日)午前8時30分開場
◆会場
大阪・ヤンマースタジアム長居
◆実施種目
◆ワールドチャレンジ種目
▽男子=100メートル、200メートル、400メートル、800メートル、
110メートル障害、400メートル障害、3000メートル障害、
走り高跳び、棒高跳び、走り幅跳び、三段跳び、やり投げ
▽女子=100メートル、200メートル、800メートル、
100メートル障害、400メートル障害、
走り幅跳び、やり投げ
◆ハンマー・スロー・チャレンジ種目
▽女子=ハンマー投げ
◆オープン種目
▽男子=400メートルリレー
▽女子=400メートルリレー、1600メートルリレー、3000メートル障害
▽パラリンピック男子=100メートルT64
▽男女混合=400メートルユニバーサルリレー
※種目が変更になる場合もございます。
◆関係団体
〈主催〉日本陸上競技連盟
〈共催〉大阪市、セレッソ大阪スポーツクラブ、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社
〈後援〉大阪府、TBSほか
〈主管〉大阪陸上競技協会
〈特別協賛〉セイコーホールディングス
〈協賛〉アシックスジャパン、大塚製薬、日本航空、ニシ・スポーツ、青山商事、
デンカ、丸大食品、久光製薬、クリエイト、アース製薬
◆大会HP
http://goldengrandprix-japan.com





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