F1のスーパーアグリ・ホンダが資金難でF1活動の継続が困難な状況に陥ったことが5日、明らかになった。6日に鈴木亜久里代表が東京都内で緊急記者会見し、事情を説明する。

 関係者によると、スーパーアグリは、ドイツの自動車部品会社バイグルと資本提携で合意したが、技術や資金などで協力するホンダが条件面で折り合わず認めなかったもよう。バイグル以外との提携交渉は行っておらず、資金繰りに行き詰まった。

 スーパーアグリはホンダの全面支援の下、2006年シーズンからF1に参戦。だがスポンサー不足でホンダに対する債務が累積し、次戦のトルコGP(11日決勝)への参戦資金も不十分で、同GP会場へのチーム施設の搬入を拒否されている。