F1の名門フェラーリは12日、F1を統括する国際自動車連盟(FIA)が進める来季のコスト削減案が変更されない場合、今季限りで撤退すると表明した。フェラーリの取締役が「新ルールに変更がなければ、2010年にF1はない。我々は反対する立場を確認した」と話した。トヨタも9日に同様の声明を出し、レッドブル、BMWなども反対している。

 FIAは年間予算を4000万ポンド(約61億円)以下に抑えたチームに、技術的なアドバンテージを与えるとする削減案を打ち出している。この案が採用された場合、不公平が生じるとしてフェラーリは反発した。FIAはこの案の回答を含めた、来季のエントリー期限を今月29日としている。