過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件を受けて、日本スケート連盟が海外遠征に出る選手に対して日の丸や「JAPAN」とマークの入ったウエアを着ないなどの安全対策を促す通達を出していたことが23日、分かった。

 羽生結弦(ANA)の2連覇が懸かるフィギュアの世界選手権(3月・上海)でも徹底するという。

 選手に外出を控えるように指導するほか、現地の日本大使館と連絡を取って安全確保に努める。同連盟は、2012年に浅田真央(中京大)らが出場した中国杯(上海)で、尖閣問題による反日感情を懸念して同様の対策を講じた。