世界5位の錦織圭(25=日清食品)が6-3、6-4、6-2のストレートで同74位のテイムラズ・ガバシビリ(30=ロシア)を下し、ベスト8入りを決めた。全仏の日本男子8強は1933年に4強入りした佐藤次郎以来82年ぶりとなった。準々決勝は2日の予定で、地元の世界15位ツォンガ(30=フランス)と対戦する。

 錦織は12、15年全豪、14年全米に続く4大大会ベスト8入りで、4大大会でまだ8強に入っていないのはウィンブルドンだけとなった。

 錦織は「勝ててうれしい。8強に入れてよかった。新しい歴史を作ることは自分のモチベーションになる。まだまだこれからです」と快挙を謙虚に振り返った。