16年秋に開幕するバスケットボール男子の新リーグは30日に都内で階層分けの一部を発表した。参加する45チーム中20チームの動向が決まった。残りは8月末までに振り分ける。

 1部参入は12チーム。ナショナルリーグ(NBL)から昨季王者のアイシン三河など6チーム、TKbjリーグからも昨季優勝の浜松・東三河など6チームが入った。最大16チームの方針だったが、選考基準の5000人収容の会場確保などを満たすチームが多く、日本協会の川淵三郎会長は「それを超える可能性もあり得る」と言及した。

 リーグの分裂状態を問題視した国際連盟から、日本協会が処分を受けたのが昨年11月だった。統合を目指して急ピッチで改革を推進してきた同会長は、「5000人を作ったからいいのではなく、いかに満杯にするか。捉え方が甘いところがある。開幕時含め1年間は満員にする、そういう覚悟で営業努力してほしい」とも強く要求。くぎを刺すことも忘れなかった。

 この日は2部5チーム、3部3チームも決定。1部は2カンファレンス制を取り、全国のバランスも考慮して残りを決める。昇格降格の制度も、チーム数に応じて詳細を詰めていく。

<チーム選考基準>

 1部<1>ホームアリーナの入場可能数5000人<2>年間試合数の8割のホームゲームを実施できる会場の確保<3>年間売り上げ2億5000万円。以上3条件を中心に総合的に判断。

 2部<1>ホームアリーナの入場可能数3000人<2>年間試合数の原則8割のホームゲームを実施できる会場の確保<3>年間売り上げ1億円。以上3条件を中心に総合的に判断。