世界4位の錦織圭(25=日清食品)が、自身2度目のマスターズ大会決勝進出を逃した。同3位のマリー(英国)に3-6、0-6の65分で完敗した。

 錦織が、完全にマリーの術中にはまった。ストローク戦では、リズムよく打ち込みたい錦織に対し、マリーはスライスなどでスローペースに持ち込み、時に強打のカウンターで錦織のタイミングを外した。錦織は第2サーブも徹底的に攻められ、常に重圧を受けながらのプレー。第1セット3-4の自分のサーブで40-0から落とすと、その後は8ゲームを連取された。

 第2セットは、疲労からか、まったく球を追いかけず。観客からはブーイングを食らう場面もあった。

 次戦は17日開幕のマスターズ大会ウエスタン&サザンオープン(シンシナティ)に出場予定だ。