世界反ドーピング機関(WADA)がまとめた2014年の報告書で、非五輪競技を含めた約28万件のドーピング検査により、3000件以上で禁止薬物が見つかったことが7日、明らかになった。

 全体では前年と比べて約10%下がり、ドーピング違反に当たるケースが全てではないとしている。

 五輪競技ではロシアやケニアで大量ドーピング疑惑が指摘されている陸上が261件と多く、自転車は221件、重量挙げが169件。ゴルフは8件、馬術は11件ながら、検査数に対する割合はゴルフが1・6%、馬術は1・8%と高かった。

 禁止物質の種類では筋肉増強効果のある薬物が48%と約半分を占め、興奮剤が15%で続いた。