リオデジャネイロ・パラリンピックでメダル獲得を目指す日本が強豪の韓国を破り、2連勝を飾った。

 集中力を見せつけた。38-40で迎えた第4クオーター。香西宏昭(27)が「(韓国は)絶対疲れている。集中、集中!!」と声を張り、メンバーを鼓舞した。その後、エース藤本怜央(32)がフリースロー、香西がスリーポイントシュートを立て続けに決めるなどし、一気に日本ペースになった。一方、韓国は集中力に欠け、シュートやパスミスが目立った。

 韓国は昨年の世界選手権とアジアパラリンピックで負け、今大会最大のライバルと言われていた。11大会連続でパラリンピックへ出場し、これまで「アジア王者」に君臨していた日本にとっては、絶対に負けられない相手だった。

 試合後、藤本は「メンバー全員が良い準備をして、40分間やるべきことをやった結果だと思う。明日以降も気を引き締めて臨みたい」。及川晋平ヘッドコーチは「内容は50点だが、勝てたことは非常に大きい。選手に感謝しています」と語った。

 今大会は12の国と地域が参加し、上位3カ国にリオ大会の出場権が与えられる。日本は12日、アフガニスタンと対戦する。