男子テニスで世界6位の錦織圭(25=日清食品)が、2年連続で年間獲得ポイント上位8人が出場権を得る15日開幕のATPツアー・ファイナル(ロンドン)の出場権を獲得した。

 すでに大会の出場者6人が決まり、残り2枠を錦織ら3人が争っていた。

 10月31日(日本時間11月1日未明)のスイス室内準決勝でガスケ(フランス)が敗退し、2日開幕のマスターズ・パリ大会で優勝しても錦織とフェレール(スペイン)のポイントに及ばなくなったため、錦織とフェレールが出場権を得ることになった。

 錦織は昨年、ATPツアー・ファイナルにアジア男子としてシングルス初出場。1次リーグを勝ち抜いて、準決勝で世界王者のジョコビッチ(セルビア)に敗れた。今年はツアー3勝を挙げ、4大大会は全豪、全仏で8強入り。夏以降は全米1回戦負けなど、やや停滞したが、見事に上位8人に食い込んだ。

 今週のスイス室内を右肩の痛みで欠場した錦織は、2日開幕のマスターズ・パリ大会に出場する。