赤井ジュニアが初戦を突破した。タレントで近大ボクシング部総監督の赤井英和(56)の長男赤井英五郎(21)がミドル級1回戦に登場し、芦屋大・西村祐太と3分3ラウンドを戦い、3-0(29-28、29-28、29-28)で判定勝ちした。

 「なるべくスピードのあるジャブを出そうと思った」と細かく有効打を出し続けた。応援に駆けつけた父英和は観客席から「ジャブ! ジャブ!」と大声で指示。英五郎は「なんと言っているか分かりませんでした」と笑ったが、熱い声援が力となった様子だった。

 試合後、父英和は「もっと連打を出せると思ったけど、デビュー3戦目。キャリアの浅さが出た。でも勇気を出して戦ってくれた。まだ胸がどきどきする。自分がやった方がマシや」と胸をなで下ろしていた。