フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯の開幕を翌日に控えた26日、会場の長野市ビッグハットで公式練習が始まり、今季から復帰した女子の浅田真央(中京大)、史上初の3連覇が懸かるGPファイナル(12月・バルセロナ)進出を狙う男子の羽生結弦(ANA)らが氷の感触を確かめた。

 第3戦の中国杯で優勝した浅田は大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が好調で、転倒があった課題の3回転ルッツの修正に努めた。羽生は3度の4回転ジャンプに挑むフリーの曲をかけた練習で、4回転の成功が冒頭の1度だけにとどまるなど、やや精彩を欠いた。

 女子の宮原知子(大阪・関大高)木原万莉子(京都醍醐ク)、男子の無良崇人(洋菓子のヒロタ)田中刑事(倉敷芸術科学大)もジャンプを精力的に跳んだ。