2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日正午、選び直しとなった大会公式エンブレムのデザインの公募を締め切った。応募総数は同日夕に発表する。

 大会のシンボルマークへの関心は高く、組織委は1万件以上の応募があると見込んで11月24日にインターネットで受け付けを開始。18歳未満を含むグループや80代の高齢者、日本在住の外国人など幅広い層から作品の提出があった。

 組織委は今後、来春の決定を目指して選考作業に入る。年内の予備審査で100~200点に絞り、本格的な審査は来年1月7~9日に実施する。ここで候補を絞り込み、商標調査、商標登録の手続きをした上で公表し、最終決定する方向で検討している。

 大会エンブレムは7月に佐野研二郎氏デザインの作品に一度は決まったが、ベルギーの劇場ロゴとの類似が指摘され、佐野氏の別の作品で模倣が発覚するなど疑惑が拡大したため、組織委が9月に取り下げた。