女子は東京プラネッツ女組(東京)が兵庫LSC(兵庫)を2-0のストレートで破り、9年ぶり3度目の日本一になった。

 来年3月のリオデジャネイロ・パラリンピック最終予選の日本代表にも選出された波田みか(14)を軸に第1セットを25-18、第2セットを25-15で奪い、終始主導権を握った試合展開だった。斉藤洋子(42)は「みかちゃんのデビュー戦でもあり、結果が出て良かった。失敗を恐れることなく、ミスしても笑ってプレーできたことは大きいと思う」と話した。

 真野嘉久監督も「波田以外の選手が必死になって、盛り上げてくれたことに感謝している。波田の将来は本当に楽しみ」と期待を寄せた。

 シッティングバレーボールは6人が座ったままでプレーする。パラリンピックでは男子が80年、女子が04年に正式種目になった。12年ロンドン大会では女子が7位入賞した。

 同大会は、男子17チーム、女子11チームが出場。健常者も参加でき、多くのチームが障がい者と健常者の混合チームだった。来年は東京・武蔵野市で開催する。

 男子は京都おたべーず太郎(京都)が優勝した。