レスリング女子75キロ級の浜口京子(37=ジャパンビバレッジ)が15日、自身のブログでリオデジャネイロ五輪断念を明らかにした。10月の全日本女子オープン優勝で出場資格を得た全日本選手権(21日~、東京・代々木第2体育館)の欠場を決意。来春に3大会行われる五輪予選の出場者を決める大会への出場を取りやめたことで、4大会連続の五輪出場もなくなった。

 浜口は応援するファンや関係者への感謝の気持ちを表し「レスリングとともに過ごした22年間。あっという間でした」と書いた後に「今。あえて立ち止まってみます」と続けた。もっとも「引退の言葉は私の中で見つかりません」と、現役引退は否定。今後もレスリングは続けて機会があれば試合に出場するとしたが、時期については明言していない。全日本選手権16回、世界選手権5回優勝、04年アテネ、08年北京とも五輪銅メダル。20年以上も女子レスリングの重量級を引っ張ってきた浜口だが、このまま一線から退くことになりそうだ。