世界7位の錦織圭(26=日清食品)が同1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れ、4強入りを逃した。
- 試合終了後に握手する錦織(左)とジョコビッチ(AP)
錦 織 | 0 | 3-6 2-6 4-6 | 3 | ジョコビッチ |
- ジョコビッチ戦で悔しそうな表情を見せる錦織(撮影・PIKO)
第3セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジョコ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 6 | ||||
錦 織 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 4 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第10ゲーム>4-6 錦織も最後の粘り腰を見せたが、ジョコビッチが上手。40-30から最後はラリーの末、バックハンドショットで決めたジョコビッチがストレートで勝利した。
<第9ゲーム>4-5 15-30から錦織はダブルフォールトで苦しい展開になるが、粘りのラリーで40-30とし最後はサービスエース。錦織がキープ。
<第8ゲーム>3-5 錦織も攻めたがコースを狙ったショットが決まらずジョコビッチがキープ。
<第7ゲーム>3-4 錦織が左右にうまく揺さぶり主導権を握ったが、40-30から長いラリーとなり、錦織のライン際ショットがわずかに外れジュース。2度目のジョコビッチのブレークポイントになり、最後は錦織のショットが外れジョコビッチがブレーク。
<第6ゲーム>3-3 30-15から、互いに譲らぬラリーはジョコビッチに軍配。ブレークが続いた流れを止めジョコビッチがキープ。
<第5ゲーム>3-2 錦織のサーブが定まらず、ジョコビッチに0-40と攻められる。最後も錦織のショットが外れジョコビッチがまたブレークバック。
<第4ゲーム>3-1 ジョコビッチが連続ミスのあと、錦織のフォアハンドショットが決まり0-40とブレークチャンス。錦織がリターンエースで決め、ラブゲームブレーク。
<第3ゲーム>2-1 錦織はがら空きのスペースへのショットを外すなど、精彩を欠きジョコビッチがすぐさまブレークバック。
<第2ゲーム>2-0 錦織がラリーに持ち込み、ジョコビッチのミスショットを誘う。30-40とブレークポイントに持ちこみ、最後もジョコビッチのショットがネットにかかり錦織がこの試合初ブレーク。
<第1ゲーム>1-0 錦織のサーブから。錦織はダブルフォールトなどで苦しい展開。ジュースまでもつれたが、最後はサービスエースで決め錦織がキープ。
第2セットを終えたところで錦織はメディカルタイムアウトを取る。足首を気にする仕草を見せながら、コートに戻り試合を再開。
- 第1セット、ショットを放つジョコビッチ(AP)
第2セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジョコ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 6 | ||
錦 織 | ○ | ○ | 2 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第8ゲーム>2-6 30-30から錦織のフォアハンドショットがコート最奥に決まりブレークポイント。3度のブレークポイントを決めきれず、結局ジョコビッチがキープし、第2セットも連取。
<第7ゲーム>2-5 0-15から錦織が連続サービスエース。錦織がキープ。
<第6ゲーム>1-5 錦織の気持ちが切れてしまったか。なすすべなくジョコビッチがキープ。
<第5ゲーム>1-4 錦織がミスショットなどで自滅気味に。ジョコビッチがブレーク。
<第4ゲーム>1-3 15-15から錦織がリターンエースを決めるなど攻めたが、ミスショットを誘われジョコビッチがキープ。
<第3ゲーム>1-2 ジョコビッチの果敢なリターンに錦織がミスショットを連続。0-40とピンチを迎えたが、サービスエースを決めるなど粘りジュースに持ち込む。錦織がキープ。
<第2ゲーム>0-2 30-30から、錦織がボレー合戦で粘ってジョコビッチの逆を突きブレークポイント。ジュースから錦織は2度ジョコビッチのアドバンテージをしのいだが、ブレークポイントを決めきれずジョコビッチがなんとかキープ。
<第1ゲーム>0-1 錦織のサーブから。錦織のミスショットが立て続き、ジョコビッチがいきなりブレーク。
- 第1セット、ジョコビッチのサーブをリターンする錦織(AP)
第1セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジョコ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 6 | |||
錦 織 | ○ | ○ | ○ | 3 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第9ゲーム>3-6 ジョコビッチがダブルフォールトとミスショットなどで、錦織が0-30と先行。しかしさすがのジョコビッチ。サービスエースを決めるなど勝負強さを見せ4連続ポイント。ジョコビッチがキープし、第1セットを先取。
<第8ゲーム>3-5 コースを狙ったサーブでジョコビッチに満足にリターンさせず、錦織がラブゲームキープ。
<第7ゲーム>2-5 ジョコビッチが先にブレークしリズムに乗ってきた。錦織も攻めのリターンを狙うがコースに決まらず。ジョコビッチがラブゲームでキープ。
<第6ゲーム>2-4 錦織は40-0から惜しいショットを決められず連続ミスショットでジュースに。ジョコビッチのアドバンテージから錦織がダブルフォールトでジョコビッチが先にブレーク。
<第5ゲーム>2-3 角度のあるサーブで錦織にいいリターンをさせず、ジョコビッチがキープ。
<第4ゲーム>2-2 錦織がこの日最初のサービスエースで先行。30-0からライン際へのショットが2連続でアウトになり追いつかれる。ジュースにもつれるが、厳しいサーブでミスショットを誘い錦織がなんとかキープ。
<第3ゲーム>1-2 ジョコビッチも力強いサーブで押し、錦織のミスを誘う。負けじとジョコビッチがラブゲームキープ。
<第2ゲーム>1-1 錦織は落ち着いたサーブで上々の立ち上がり。ドロップショットなどもうまく決まり、錦織がラブゲームでキープ。
<第1ゲーム>0-1 ジョコビッチのサーブから。いきなりのサービスエースを決められたが、錦織もバックハンドショットをライン際に決めてすぐさま反撃。15-30と先行したが、その後はミスショットが続きジョコビッチがキープ。
- 試合前に記念撮影する錦織(左)とジョコビッチ(右)(AP)
◆見どころ 錦織は過去2勝5敗と、世界王者ジョコビッチに対して分は悪い。しかし今大会においては、ここまで錦織が落としたセット数1に対しジョコビッチが2セット。直前の4回戦は錦織がストレート勝ちだったが、ジョコビッチはフルセットの苦戦を強いられた。本調子ではない王者のスキを突き、勝利を収めることができるか。錦織は全豪2年連続の8強で、すでに自己最高タイ。ここで勝てば、自身初で日本男子として32年の佐藤次郎(故人)以来、84年ぶりの4強入りとなる。