世界選手権3連覇中でリオデジャネイロ五輪代表の女子48キロ級の登坂絵莉(至学館大)は3位だった。準決勝は孫亜楠(中国)に4-5で敗れ、3位決定戦でウズベキスタン選手にテクニカルフォール勝ちした。登坂の敗戦は2012年9月の世界選手権決勝以来で、連勝は59で止まった。

 69キロ級では五輪代表の土性沙羅(至学館大)が決勝でカザフスタン選手を破って優勝、60キロ級の伊藤彩香(東新住建)は決勝で中国選手に敗れた。

 登坂の話 ほっとした部分もある。(五輪で)金メダルを取るために負けた方がいいかも、と思っている自分がいたのも確か。この負けが半年間の練習の力になることは間違いない。迷いもなくなるし、これを力に変えてオリンピックまで突っ走りたい。

 土性の話 自分のレスるんぐを怖がらずにやり、失点を少なくするという、課題だったことができたので良かった。反省点は力で負けてしまうことがあったこと。あと半年で直していきたい。