スーパーラグビー(SR)のサンウルブズを指揮するマーク・ハメット・ヘッドコーチ(HC、43)が、6月に行われる新生日本代表の初戦を含むテストマッチ3試合でHC代行を務める見通しであることが9日、分かった。

 ジェイミー・ジョセフ新日本代表HC(46)は現在指揮するSRハイランダーズ(ニュージーランド)との契約が残っていて6月は来日できず、日本協会は代行の指揮官を探していた。

 代行ながら、代表とSRチームの兼任は異例。過去はオーストラリア代表のチェイカ監督が14年度シーズンのSRワラタスと両立したことがあるだけだ。ハメットHCは現役時代、ニュージーランド代表としてジョセフHCとともに試合に出場した。選手としては1試合のみだが、「コーチ時代に会議でよく話をした」と就任会見で話すなど、指揮官同士のコミュニケーションは問題ない。ハメットHCが、サンウルブズに続く大役を担うことになりそうだ。