競泳女子のエース、渡部香生子(JSS立石)が26日、グアムでの約2週間の合宿から成田空港に帰国し、日本選手権(4月4日開幕・東京辰巳国際水泳場)に向け「いい感じに仕上がってきた。安定していい泳ぎができている」と日焼けした顔をほころばせた。

 渡部は昨年の世界選手権で金メダルを獲得した200メートル平泳ぎでリオデジャネイロ五輪代表に決まっており、日本選手権では100メートル平泳ぎと200メートル個人メドレーの代表権獲得を目指す。

 年初の不振から立ち直りつつあり、竹村吉昭コーチは「自己ベストを出せるという状況ではないが、ある程度の手応えはつかめている」と語った。