2季ぶりにフィギュア世界選手権(米ボストン)に出場し7位に入った浅田真央(25=中京大)が一夜明けた3日、あらためて来季への思いを口にした。

 前日のフリーでは今季ベストの点数をマークし、いい形でシーズンを締めくくったが「満足はしてないです。してる部分としてない部分がある」と明かした

 浅田 1年間休んでいて、スタートした時点では間に合うかなという状態だったので、そのころと比べれば自分の目指すところまで戻ってきた、という感じはします。ただ選手として戻ってきた以上は実力、自分のレベルも上げていかなきゃと思っています。表現したいだけではだめだと思うし、さらにレベルアップして、もっと上の順位を狙えるようにしたい。

 復帰からようやく自分の滑りを再びつかみつつある今、「スポーツ選手として」どんな試合でも結果を出すことを自分に求めた。

 浅田 次のシーズンは自分が思っているような演技を1つ1つの試合で発揮するのがやるべきことだと思っています。

 またこの日は、エキシビションに出演し、ジャズの「踊るリッツの夜」に合わせ、華麗な舞いを披露した。今季に国内で見せていたこのプログラムでは、シルクハットにステッキ、下はスラックスのタキシード姿だったが、この日の衣装の下はホットパンツ。「照明がつくと暗くて、全部が重くなっちゃうので。今回は女性らしく滑りたいなと思って」と色っぽさをアピールした。