男子400メートル個人メドレー決勝は、この種目4連覇中でロンドン五輪銅メダルの萩野公介(21=東洋大)が、4分8秒90で日本選手権5連覇を達成し、派遣標準(4分12秒24)をクリアしており、リオデジャネイロ五輪代表に決定した。

 昨年のカザン世界選手権で金メダルを獲得し五輪代表に内定していた瀬戸大也(21=JSS毛呂山)は4分13秒52で2着だった。

 萩野はレース後に「もうちょっと速いタイム、結果が欲しかったですが、これで(五輪に)挑戦できる資格を得ることができました。去年はたくさんの方にご迷惑をかけて、すごい悔しかった。その分、今年は喜んでもらいたいと思います」と、五輪出場の喜びを口にした。敗れた瀬戸は「予選で萩野と差があった。(決勝も)なかなか体が動かなかった。かなり課題が残るレースでした。(五輪では)萩野と優勝争いをしたい」とコメントした。