7人制ラグビーでリオデジャネイロ五輪出場が有力視される同大4年のWTB松井千士(ちひと)が来春、トップリーグの強豪サントリーに進むことが決定的となった。22日、分かったもので、関係者によると、数チームの誘いを受けた松井が、熟考した上で決断したという。

 松井は昨季、50メートル5秒7の快足を武器に大ブレーク。日本代表2キャップをつかみ、昨秋の7人制リオ五輪予選では9トライ(トライ王)で五輪出場権獲得に貢献した。同時期には女性ファッション誌「CanCam」のモデルに抜てきされ、イケメン選手としても注目される存在に。その後は代表、大学での活動の合間にトップリーグ各チームを見学し、初めて関西から拠点を移す。東京・府中市に練習場を構えるサントリーは、昨季9位と低迷していた。

 ◆松井千士(まつい・ちひと)1994年(平6)11月11日、大阪市生まれ。6歳からラグビーを始め、常翔学園3年時の12年度に全国高校大会優勝。15年4月にアジア選手権の韓国戦で日本代表デビュー。趣味は英語の勉強。家族は両親と豊田自動織機WTBの兄謙斗。183センチ、82キロ。