日本スケート連盟は26日、フィギュアスケートのソチ冬季五輪王者で左足甲を痛めていた羽生結弦(ANA)が「リスフラン関節靱帯(じんたい)損傷」のため全治約2カ月の安静、加療を要する見込みとの診断結果を発表した。

 2位だった2日終了の世界選手権後は練習拠点のトロント(カナダ)で療養しており、当面は帰国せずに治療に専念する。所属するANAは5月中旬にあらためて経過を報告する方針。

 羽生はシーズン序盤から左足に痛みを抱え、年明けに状態が悪化。左足で氷を突いて踏み切るトーループは負担が大きいため、2大会ぶりの優勝を目指した世界選手権では一部の4回転ジャンプをサルコーに変えざるを得なかった。