フィギュアスケート・チームチャレンジカップ(22、23日・米スポケーン)で世界初の4回転フリップを決めた宇野昌磨(18=中京大)が27日、都内で行われた日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会に出席し、シニアデビューの今季を「100点」と自己採点した。

 昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルに初出場し、銅メダルを獲得。初出場の世界選手権では力を出し切れないまま7位に終わり悔し涙を流したが、最終戦のチームチャレンジカップで4回転フリップを史上初めて成功、とシニア1年目とは思えない堂々たる結果を残した。「デビューなんだ、と言う気持ちで終わらず、何年もシニアで戦っているような感じがする。それだけ濃い1年だったのかな思う」と充実したシーズンを振り返った。

 目指すところはさらに高いところにある。「今の僕の演技では、汚いところだったり、雑なところが目立つ。そこが来季や五輪に向けての課題だと思います。ジャンプは少しずつ成長できていると思うので、ジャンプ以上に、表現、スケーティング、その他全部を磨きたい」と意欲を見せた。