フィギュアスケート・チームチャレンジカップ(22、23日・米スポケーン)で世界初の4回転フリップを決めた宇野昌磨(18=中京大)が27日、日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会に出席し、「攻め」の姿勢を貫くことを宣言した。

 大会ではショートプログラム、フリーと2日連続で4回転フリップに挑戦し、成功。あまりに難しい構成のため、周囲からは止められたが「自分で考えて滑らせていただいた」。意志を貫いた結果が、偉業につながった。「最後まで攻めて、やりたいことをやって、悔いの残らない選手生活にしたい」と決意を示した。

 来季も「納得いく構成をしたい」とトーループ、フリップの2種類に加え、サルコー、ループなど練習中の他の4回転ジャンプにも挑戦する意向だ。「良かったことだけではなく(7位の)世界選手権の悔しさを心におさめオフを過ごせば、もっと成長できていると思う」とさらなる飛躍を誓った。